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現: 2008-12-21 (日) 03:29:18 iseki |
| + | * sl_relay, sl_info 連携 [#rab32c54] |
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| + | ** 情報サーバの動作 [#ye7399f6] |
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| + | *** 情報収集サーバ[#y11a7c4b] |
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| + | 情報サーバ(sl_info)は,起動すると最初に情報収集サーバと呼ばれるプロセスを1個だけforkします.これは sl_cacheのキャッシュPUTサーバと同じ考え方です.~ |
| + | 情報収集サーバはキャッシュPUTサーバと同様にSIMの情報をDBへ保存します.情報収集サーバにSIMの情報を集約しするのは2つの理由からです. |
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| + | +データ保存時のファイルロックの問題を避けるため(書き込むプロセスが1個だけならファイルロックの問題は生じない). |
| + | +情報収集サーバへ接続できるのは localhost のみとし,これによりある程度のセキュリティを確保する. |
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| + | DBに保存されるSIMのデータは |
| + | - SIM名(最大31文字まで) |
| + | - SIMの GUID 40Byte |
| + | - SIMのリージョンハンドル. 8Byte |
| + | - SIMのIPアドレス.バイナリ4Byte |
| + | - SIMのアクセス属性 2Byte |
| + | - 保存されているデータの状態 2Byte |
| + | - SIMのポジション(X座標) |
| + | - SIMのポジション(Y座標) |
| + | - 更新時間 (Linuxタイム) |
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| + | 送られて来るSIMの情報は,現在のところ,Viewer(アバター)がハンドシェイクしたSIMの情報のみです.従って,ホワイトフィルタの制限がかかっている状態のアバターからは新しいSIMの情報が送られてくることはありません.~ |
| + | なぜならば,ホワイトリストの制限がかかっている状態とは,以下のような状態のことだからです. |
| + | - アバターが訪れることのできるSIMはデータベースにデータが存在し,かつそのSIMがホワイトリストにより許可されている場合だけである. |
| + | - 訪れることのできないSIMは,ハンドシェイクができないということなので,それらの情報を得ることはできない. |
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| + | 新しいSIMの情報を集める場合は,ホワイトリストの制限のかかっていないアバターを使用しなけばなりません.なお,sl_relayでの収集自体は特別な操作を行うことはありません.訪れたことのないSIMの辺りをアバターが飛び回っているだけで,自動的に情報が情報収集サーバに送られます. |
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| + | 情報収集サーバはSIM情報の他に,sl_relayを利用しているユーザ(アバター)の情報も収集します(ただしDBには保存されません).~ |
| + | 収集するアバター情報は以下の通りです. |
| + | - アバターの名前 |
| + | - アバターのエージェントID |
| + | - ViewerのIPアドレス |
| + | - アバターが現在いる SIMの名前 |
| + | - 情報の更新時間 (Linux時間) |
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| + | 「アバターが現在いるSIMの名前」については,データベース上にそのSIMのデータがないと情報を得ることはできません. |
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| + | sl_info を ''-l'' オプションで起動した場合,収集したアバタの情報は指定されたログファイルに保存されます.~ |
| + | デフォルトは ''/var/sl_proxy/sl_info_agent.log'' です. |
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| + | *** sl_relay とのネゴシエーション [#y86b782b] |
| + | リレーサーバ(sl_relay) は ''-is'' のオプション付で起動された場合,Secod Lifeへのログイン処理の途中で情報サーバ(sl_info)に接続をしてきます.sl_relayから接続を受けた情報サーバはコントロール用プロセスをforkします.forkされたコントロール用プロセスはsl_relayとネゴシエーションを行い,それぞれの使用ポート番号や接続用のパスワードを交換します.~ |
| + | 従って情報サーバのコントロールプロセスはsl_relayを利用するアバター毎に起動されます. |
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| + | 情報サーバのコントロールプロセスはその後,情報収集サーバへ情報を転送する中継プロセスを forkします.このプロセスは sl_relayからのアバターとSIMの情報データを受信し,情報収集サーバへそのまま転送します.~ |
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| + | コントロールプロセスはその後ループに入り,情報提供サーバとして,(UDP/HTTPS)中継コントローラーからのリクエストを待ちます. |
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| + | *** 情報提供サーバ [#l702a61f] |
| + | 情報サーバのコントロールプロセスは,情報収集サーバへ情報を転送する中継プロセスをforkした後,情報提供サーバとして作動します.~ |
| + | 情報提供サーバは以下の情報を提供することができます.現バージョンのsl_relayでは専らホワイトリストの検索に使用します. |
| + | + リージョンハンドルに対応したSIMの名前 |
| + | + SIM名によるホワイトリストの検索(ホワイトリストに該当SIMが含まれているかどうか) |
| + | + リージョンハンドルによるホワイトリストの検索(ホワイトリストに該当SIMが含まれているかどうか) |
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| + | ** リレーサーバの動作 [#oa9e9b4a] |
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| + | *** 情報サーバとのネゴシエーション [#af9486ca] |
| + | リレーサーバ(sl_relay) は ''-is'' のオプション付で起動された場合,Secod Lifeへのログイン処理の途中で情報サーバ(sl_cache)にTCP接続を行います.その後 fork情報サーバのコントロールプロセスとネゴシエーションを行い,それぞれの使用ポート番号や接続用のパスワードを交換します.~ |
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| + | sl_relayはログイン処理中にアバターの情報を収集し,情報収集サーバへの中継プロセスに情報を送信します. |
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| + | *** 情報収集サーバへのデータ転送 [#b0c7290c] |
| + | sl_relayでは,各中継プロセスが得たSIM及びアバターに関する情報を一旦中継コントローラに集め,中継コントローラがまとめて情報収集サーバへの中継プロセスへデータを転送します. |
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| + | *** 情報提供サーバへの接続 [#p5f9f1d6] |
| + | 現バージョンでは,sl_relayは sl_info のWhite Listの検索機能しか使用していません. |
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| + | ホワイトリストに関する連携については sl_infoの [[ホワイトリストフィルター>/sl_info/White List Filter]] を参照してください. |