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2: 2008-12-21 (日) 03:46:31 admin ソース 現: 2011-09-28 (水) 11:04:04 admin ソース
Line 12: Line 12:
- ''sl_relay'' は ''[[sl_proxy]]'' の一部. - ''sl_relay'' は ''[[sl_proxy]]'' の一部.
- これらのプログラムは元々は大学内のネットワークなどの環境から,セカンドライフを快適に使用するために作られました. - これらのプログラムは元々は大学内のネットワークなどの環境から,セカンドライフを快適に使用するために作られました.
-- 最新版は ''v1.6.1'' ('08 10/6)+- 最新版は ''v1.10.0'' ('11 9/29) 
 +#br
*** 機能の概要 [#b28df040] *** 機能の概要 [#b28df040]
Line 26: Line 27:
*** バグまたは改善が必要な箇所 [#dc53166d] *** バグまたは改善が必要な箇所 [#dc53166d]
+IMやチャットで同じメッセージが複数回表示されることがあるという報告を受けています.(原因不明) +IMやチャットで同じメッセージが複数回表示されることがあるという報告を受けています.(原因不明)
-+''[[slvoice]]'' には未対応. ++負荷テストが十分ではありません.
** 詳細説明 [#t9f50cf9] ** 詳細説明 [#t9f50cf9]
Line 45: Line 45:
-設定ファイルは,''sl_relay'' が実効ユーザにスイッチする前に読み込むので,''起動ユーザ''が読める必要がある. -設定ファイルは,''sl_relay'' が実効ユーザにスイッチする前に読み込むので,''起動ユーザ''が読める必要がある.
-設定ファイルでは一行に一項目の設定を記述する.空行,#で始まる行は読み込まれない. -設定ファイルでは一行に一項目の設定を記述する.空行,#で始まる行は読み込まれない.
 +#br
*** 設定項目 [#kac9d439] *** 設定項目 [#kac9d439]
-SIMサーバとの通信ポート (ファイアウォールの設定用)~+**** SIMサーバとの通信ポート (ファイアウォールの設定用)~ [#n5bafe14]
ファイアウォールが,内部から外向への通信を完全通過で,かつ,内部からの通信への返答に対しても完全通過の場合は,ファイアウォールへの追加設定は必要はない. ファイアウォールが,内部から外向への通信を完全通過で,かつ,内部からの通信への返答に対しても完全通過の場合は,ファイアウォールへの追加設定は必要はない.
-[[MinUdpExPort>./MinUdpExPort]] -[[MinUdpExPort>./MinUdpExPort]]
Line 54: Line 55:
-[[MaxTcpExPort>./MaxTcpExPort]] -[[MaxTcpExPort>./MaxTcpExPort]]
-Viewerとの通信ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない)+**** Viewerとの通信ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない) [#p647e9a9]
-[[MinUdpImPort>./MinUdpImPort]] -[[MinUdpImPort>./MinUdpImPort]]
-[[MaxUdpImPort>./MaxUdpImPort]] -[[MaxUdpImPort>./MaxUdpImPort]]
Line 60: Line 61:
-[[MaxTcpImPort>./MaxTcpImPort]] -[[MaxTcpImPort>./MaxTcpImPort]]
-中継プロセスコントローラの制御ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない)+**** 中継プロセスコントローラの制御ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない) [#s59d209a]
-[[MinControlPort>./MinControlPort]] -[[MinControlPort>./MinControlPort]]
-[[MaxControlPort>./MaxControlPort]] -[[MaxControlPort>./MaxControlPort]]
-HTTPS+**** HTTPS [#b9a05b5f]
-[[CERT_PEM_File>./CERT_PEM_File]] -[[CERT_PEM_File>./CERT_PEM_File]]
-[[SKEY_PEM_File>./SKEY_PEM_File]] -[[SKEY_PEM_File>./SKEY_PEM_File]]
-[[CA_PEM_File>./CA_PEM_File]] -[[CA_PEM_File>./CA_PEM_File]]
-アクセス制御+**** アクセス制御 [#m38c0b89]
-[[Hosts_Allow_File>/sl_proxy/Hosts_Allo​w_File]] -[[Hosts_Allow_File>/sl_proxy/Hosts_Allo​w_File]]
-[[ExternalWebProxy>./ExternalWebProxy]]​ -[[ExternalWebProxy>./ExternalWebProxy]]​
-[[Proxy_Allow_File>./Proxy_Allow_File]]​ -[[Proxy_Allow_File>./Proxy_Allow_File]]​
-その他+**** その他 [#t1482f10]
-[[Temp_File_Dir>/sl_proxy/Temp_File_Dir​]] -[[Temp_File_Dir>/sl_proxy/Temp_File_Dir​]]
-[[MaxIdleTime>/sl_proxy/MaxIdleTime]] -[[MaxIdleTime>/sl_proxy/MaxIdleTime]]
 +#br
** 起動オプション [#sc218ae6] ** 起動オプション [#sc218ae6]
- sl_relay  [-s server_name[:port]] [-p port] [-u user_name] [-f config_file+ sl_relay  [-s server_name[:port]] [-p port] [-f config_file] [-u user_name] [-i interface_address
-           [-v syslog_level] [-i interface_address+           [-pid pid_file] [-l [log_file]] [-v syslog_level] 
-           [-pid pid_file]+           [-cs [cache_server:port]] [-cg] [-cp
 +           [-is [info_server:port]] [-wf] 
 +           [-vs [voice_relay_server:port]]
           [-as] [-aca] [-ano]            [-as] [-aca] [-ano]
-           [-is [info_server:port]] +           [-xp [web_proxy_server:porti]] [-ip [port]] [-ipx [port]] [-mm] 
-           [-cs [cache_server:port]] [-cg] [-cp] +           [-ver version]
-           [-xp [web_proxy_server:port]] [-p [port]] [-mm] +
-           [-wf]+
           [-d] [-x] [-xt] [-xu] [-xuf]            [-d] [-x] [-xt] [-xu] [-xuf]
-           [-ver version] +           [--version] [--help] [-h
- +  
-  -s : セカンドライフのログインサーバを指定.デフォルトは login.agni.lindenlab.com:443 + -s   : セカンドライフのログインサーバを指定.デフォルトは login.agni.lindenlab.com:443 
-  -p : Viewer との接続口になるポート番号.デフォルトは8100 (OpenSimと被るので,8000 + -p   : Viewer との接続口になるポート番号.デフォルトは 8100 (OpenSimと被るので,8000から変更
-       から変更) + -f   : 設定ファイルの指定.デフォルトは /usr/local/etc/sl_proxy/sl_relay.conf 
-  -u  : 実効ユーザ.セキュリティ維持のため,root以外の権限で動かす場合に指定する. + -: 実効ユーザ.セキュリティ維持のため,rootユーザ以外の権限で動かす場合に指定する. 
-  -f : 設定ファイルの指定.デフォルトは /usr/local/etc/sl_proxy/sl_relay.conf + -i   : サーバが二つ以上のネットワークインターフェイスを持つ場合に,Viewer側のインターフェイスのIPアドレスを指定する. 
-  -: syslog のレベル.デフォルトは LOG_INFO (7) +  
-  -i : サーバが二つ以上のネットワークインターフェイスを持つ場合に,Viewer側の + -pid : pid ファイル./etc/init.d/sl_relay stop などで止めたい場合に,pidを書き込むファイル.-f から変更. 
-        インターフェイスのIPアドレスを指定する. + -l  : ログファイルを指定する.デフォルトは /var/sl_proxy/sl_relay.log 
-  -pid: pid ファイル./etc/init.d/sl_relay stop などで止めたい場合に,pidを書き込む + -: syslog のレベル.デフォルトは LOG_INFO (7) 
-        ファイル. +  
- + -cs  : キャッシュサーバの指定.続けてサーバ名を記述し,さらの :の後にポート番号を指定する. 
-  -as : Viewer <--> Relay Server間のTCP通信を HTTPS で行う.秘密鍵ファイル,サーバ +       サーバ名を省略した場合は localhost:8200 になる. 
-       証明書,認証局証明書が必要 + -cg  : キャッシュサーバでデータの受信のみを行う. 
-  -aca: Second Life(SIM)サーバの認証を行う.Second Life(SIM) サーバ認証局の自己 + -cp  : キャッシュサーバでデータの送信(キャッシュへの保存)のみを行う. 
-        証明書が必要. +  
-  -ano: サーバと HTTPS(SSL)通信をしない.OpenSim用.Second Lifeに繋ぐ場合は指定しない. + -is  : 情報サーバの指定.サーバ名を省略した場合のデフォルトは localhost:8086 
- + -wf  : sl_info と連携して,ホワイトリストによる SIMへのアクセス制限を行う. 
-  -is : 情報サーバの指定. +  
-  -cs : キャッシュサーバの指定.続けてサーバ名を記述し,さらに'':''の後にポート番号を + -vs  : ボイスチャット中継サーバの指定.サーバ名を省略した場合のデフォルトは localhost:8088 
-        指定する.サーバ名を省略した場合は localhost:8200 になる. +  
-  -cg : キャッシュサーバでデータの受信のみを行う. + -as  : Viewer <--> Relay Server間のTCP通信を HTTPS で行う.秘密鍵ファイル,サーバ証明書,認証局証明書が必要 
-  -cp : キャッシュサーバでデータの送信(キャッシュへの保存)のみを行う. + -aca : Second Life(SIM)サーバの認証を行う.Second Life(SIM) サーバ認証局の自己証明書が必要. 
- + -ano : サーバと HTTPS(SSL)通信をしない.OpenSIM用.Second Lifeに繋ぐ場合は指定しない.(実験的オプション) 
-  -ip : 内部WEBプロキシプロキシサーバを使用する.ポート番号指定可能 +  
-  -ipx: 内部WEBプロキシプロキシサーバを制限モードで使用する.ポート番号指定可能 + -xp  : 外部WEBプロキシプロキシサーバからの接続を許可する. 
-  -xp : 外部WEBプロキシプロキシサーバからの接続を許可する. + -ip  : 内部WEBプロキシプロキシサーバを使用する.ポート番号指定可能 
-  -mm : MusicURL, MediaURL を処理する.もし可能なら WEBプロキシを使用する方がお勧め. + -ipx : 内部WEBプロキシプロキシサーバを制限モードで使用する.ポート番号指定可能 
- + -mm : MusicURL, MediaURL を処理する.もし可能なら WEBプロキシを使用する方がお勧め. 
-  -wf : sl_info と連携して,ホワイトリストによる SIMへのアクセス制限を行う. +  
- + -ver : Viewerのバージョン情報を書き換える.これは新しいViewerを直ぐにインストールする事がどうしても出来ない場合にのみ, 
-  -d : デバッグ情報を出力 +       一時的に使用する.これを永続的に使用することは危険であり,絶対に行ってはいけない. 
-  -x : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存し,UDPパケットのヘッダ情報を +  
-       表示する(-xt -xu の同時設定と同等) + -d   : デバッグ情報を出力 
-  -xt : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存する + -x   : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存し,UDPパケットのヘッダ情報を表示する (-xt -xu の同時設定と同等) 
-  -xu : UDPパケットのヘッダ情報を表示する + -xt : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存する 
-  -xuf: UDPパケットをフルダンプする.サーバの動作が遅くなるので注意. + -xu : UDPパケットのヘッダ情報を表示する 
-  -ver: Viewerのバージョン情報を書き換える.これは新しいViewerを直ぐにインストール + -xuf : UDPパケットをフルダンプする.サーバの動作が遅くなるので注意. 
-        する事がどうしても出来ない場合にのみ,一時的に使用する.これを永続的に使用 +  
-        することは危険であり,絶対に行ってはいけない.+ --version  : Version 情報を表示する. 
 + --help, -h : ヘルプを表示する.
** プロセス相関 [#f13647f7] ** プロセス相関 [#f13647f7]


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