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sl_relay
のバックアップソース(No.4)
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sl_relay
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* sl_relay [#k8b98ddc] [[English is Here>sl_relay (E)]]~ ** 概要 [#uf81341b] -''sl_relay'' は,大学などのファイアウォールが存在する環境で,プライベートIPアドレスを割り振られたPCから [[Second Life]]に接続するための''Packet Relay Server'' (中継サーバ) です. - ''sl_relay'' は [[Second Life]]の SIMと Viewer間の通信(UDP, HTTP/HTTPS)を中継します. - ただ中継するだけではなく,パケットの内部を監視し,別のSIMが指定された場合は,そのSIM用の中継プロセスを新たに起動し,このプロセスを経由するようパケットの内容(アドレスとポート番号)を書き換えます. - キャッシュサーバ(''[[sl_cache]]'') と連携し,テクスチャデータをキャッシュすることにより,ネットワークの負荷を軽減できます. - キャッシュサーバ(''[[sl_cache]]'') と連携させる場合は,矛盾が発生しないようにUDPパケットのシーケンス番号も書き換えます. - 情報サーバ(''[[sl_info]]'') と連携し,特定のUDPパケットを破棄することにより,SIMへのアクセス制限をかけることが可能.この場合,Viewer からはパケロスを起こしているように見えます. - ''sl_relay'' は ''[[sl_proxy]]'' の一部. - これらのプログラムは元々は大学内のネットワークなどの環境から,セカンドライフを快適に使用するために作られました. - 最新版は ''v1.7.0'' ('09 3/2) *** 機能の概要 [#b28df040] +適当な Proxy用マシンがあれば,ファイアウォール内でもセカンドライフを実行可能. +外向けのポート番号を指定可能.これはファイアウォールに穴を開ける場合に有益です.(通常,外向き透過で返答も透過のファイアウォールの場合は,外側に対して穴を開ける必要はない) +クライアントに対するアクセス制御が可能.デフォルトの制御ファイルは /usr/local/etc/sl_proxy/hosts_relay.allow +SSLフルサポート.(クライアント<->プロキシサーバ間はデフォルトではSSL未使用) +キャッシュサーバ(''[[sl_cache]]'') と連携してテクスチャデータのキャッシュが可能. +情報サーバ(''[[sl_info]]'') と連携してホワイトリストによるSIMへのアクセス制限を行うことが可能. +[[OpenSim]]でも使用可能.([[OpenSim]]自体が開発途中のため,現在はまだ暫定機能) +独自のWEBプロキシ機能を内臓. *** バグまたは改善が必要な箇所 [#dc53166d] +IMやチャットで同じメッセージが複数回表示されることがあるという報告を受けています.(原因不明) ** 詳細説明 [#t9f50cf9] + [[ファイアウォール越え>./ファイアウォール]] + [[キャッシュサーバとの連携>./sl_cahe連携]] + [[情報サーバとの連携>./sl_info連携]] + [[HTTPS通信>./HTTPS通信]] + [[WEBプロキシ機能>./WEBプロキシ機能]] + [[サーバが2つ以上のネットワークインターフェイスを持つ場合>/sl_proxy/複数のネットワークインターフェイス]] + [[Viewerバージョンの書き換え機能>./Viewerバージョンの書き換え機能]] + [[ログとデバッグモード>./ログとデバッグモード]] + [[セキュリティ>./セキュリティ]] ** 設定ファイル [#o72aa0e5] -設定ファイルのデフォルトは ''/usr/local/etc/sl_proxy/sl_relay.conf''. -''sl_relay'' の ''-f'' オプションを指定すれば他のファイルを指定することも可能. -設定ファイルは,''sl_relay'' が実効ユーザにスイッチする前に読み込むので,''起動ユーザ''が読める必要がある. -設定ファイルでは一行に一項目の設定を記述する.空行,#で始まる行は読み込まれない. *** 設定項目 [#kac9d439] SIMサーバとの通信ポート (ファイアウォールの設定用)~ ファイアウォールが,内部から外向への通信を完全通過で,かつ,内部からの通信への返答に対しても完全通過の場合は,ファイアウォールへの追加設定は必要はない. -[[MinUdpExPort>./MinUdpExPort]] -[[MaxUdpExPort>./MaxUdpExPort]] -[[MinTcpExPort>./MinTcpExPort]] -[[MaxTcpExPort>./MaxTcpExPort]] Viewerとの通信ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない) -[[MinUdpImPort>./MinUdpImPort]] -[[MaxUdpImPort>./MaxUdpImPort]] -[[MinTcpImPort>./MinTcpImPort]] -[[MaxTcpImPort>./MaxTcpImPort]] 中継プロセスコントローラの制御ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない) -[[MinControlPort>./MinControlPort]] -[[MaxControlPort>./MaxControlPort]] HTTPS -[[CERT_PEM_File>./CERT_PEM_File]] -[[SKEY_PEM_File>./SKEY_PEM_File]] -[[CA_PEM_File>./CA_PEM_File]] アクセス制御 -[[Hosts_Allow_File>/sl_proxy/Hosts_Allow_File]] -[[ExternalWebProxy>./ExternalWebProxy]] -[[Proxy_Allow_File>./Proxy_Allow_File]] その他 -[[Temp_File_Dir>/sl_proxy/Temp_File_Dir]] -[[MaxIdleTime>/sl_proxy/MaxIdleTime]] ** 起動オプション [#sc218ae6] sl_relay [-s server_name[:port]] [-p port] [-u user_name] [-f config_file] [-v syslog_level] [-i interface_address] [-pid pid_file] [-as] [-aca] [-ano] [-is [info_server:port]] [-cs [cache_server:port]] [-cg] [-cp] [-xp [web_proxy_server:port]] [-p [port]] [-mm] [-wf] [-d] [-x] [-xt] [-xu] [-xuf] [-ver version] -s : セカンドライフのログインサーバを指定.デフォルトは login.agni.lindenlab.com:443 -p : Viewer との接続口になるポート番号.デフォルトは8100 (OpenSimと被るので,8000 から変更) -u : 実効ユーザ.セキュリティ維持のため,root以外の権限で動かす場合に指定する. -f : 設定ファイルの指定.デフォルトは /usr/local/etc/sl_proxy/sl_relay.conf -v : syslog のレベル.デフォルトは LOG_INFO (7) -i : サーバが二つ以上のネットワークインターフェイスを持つ場合に,Viewer側の インターフェイスのIPアドレスを指定する. -pid: pid ファイル./etc/init.d/sl_relay stop などで止めたい場合に,pidを書き込む ファイル. -as : Viewer <--> Relay Server間のTCP通信を HTTPS で行う.秘密鍵ファイル,サーバ 証明書,認証局証明書が必要 -aca: Second Life(SIM)サーバの認証を行う.Second Life(SIM) サーバ認証局の自己 証明書が必要. -ano: サーバと HTTPS(SSL)通信をしない.OpenSim用.Second Lifeに繋ぐ場合は指定しない. -is : 情報サーバの指定. -cs : キャッシュサーバの指定.続けてサーバ名を記述し,さらに'':''の後にポート番号を 指定する.サーバ名を省略した場合は localhost:8200 になる. -cg : キャッシュサーバでデータの受信のみを行う. -cp : キャッシュサーバでデータの送信(キャッシュへの保存)のみを行う. -ip : 内部WEBプロキシプロキシサーバを使用する.ポート番号指定可能 -ipx: 内部WEBプロキシプロキシサーバを制限モードで使用する.ポート番号指定可能 -xp : 外部WEBプロキシプロキシサーバからの接続を許可する. -mm : MusicURL, MediaURL を処理する.もし可能なら WEBプロキシを使用する方がお勧め. -wf : sl_info と連携して,ホワイトリストによる SIMへのアクセス制限を行う. -d : デバッグ情報を出力 -x : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存し,UDPパケットのヘッダ情報を 表示する(-xt -xu の同時設定と同等) -xt : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存する -xu : UDPパケットのヘッダ情報を表示する -xuf: UDPパケットをフルダンプする.サーバの動作が遅くなるので注意. -ver: Viewerのバージョン情報を書き換える.これは新しいViewerを直ぐにインストール する事がどうしても出来ない場合にのみ,一時的に使用する.これを永続的に使用 することは危険であり,絶対に行ってはいけない. ** プロセス相関 [#f13647f7] *** Relationship between Processes [#ece449c6] #ref(sl_relay.png) *** Transfromation of UDP and HTTP/HTTPS Packet [#cfd53c48] #ref(sl_relay2.png)
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sl_relay のバックアップ一覧
sl_relay のバックアップソース(No. All)
1: 2008-12-21 (日) 03:29:18
iseki
2: 2008-12-21 (日) 03:46:31
admin
3: 2009-01-08 (木) 10:45:05
admin
4: 2009-03-03 (火) 02:29:35
iseki
5: 2009-03-13 (金) 03:16:45
iseki
6: 2009-11-18 (水) 22:38:05
iseki
7: 2010-04-28 (水) 01:02:16
admin
8: 2011-06-30 (木) 13:14:26
admin
現: 2011-09-28 (水) 11:04:04
admin
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