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JavaTM 2 Platform Standard Ed. 5.0 |
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| 前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
| 概要: 入れ子 | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド | |||||||||
java.lang.Objectjava.rmi.server.RemoteObject
java.rmi.server.RemoteServer
java.rmi.server.UnicastRemoteObject
java.rmi.activation.ActivationGroup
public abstract class ActivationGroup
ActivationGroup は、グループ内の「起動可能な」オブジェクトの新しいインスタンスを生成し、グループの ActivationMonitor に対して、オブジェクトの起動や停止、あるいはグループ全体の停止を通知します。
ActivationGroup は最初、以下のどれかの方法で作成します。
ActivationDesc (明示的な ActivationGroupID はない) を作成する
ActivationGroup.createGroup メソッドを使用する
ActivationGroupDesc の登録後、グループ内の最初のオブジェクトを起動する
アクティベータだけが、ActivationGroup を作成し直すことができます。必要に応じてアクティベータは、登録された起動グループごとに別個の VM を子プロセスなどとして生成し、起動要求を適切なグループにリダイレクトします。VM を生成する方法は、実装によって異なります。起動グループは、static メソッド ActivationGroup.createGroup を使って作成されます。createGroup メソッドでグループを作成する場合、次の 2 つの必要条件があります。1) グループは、ActivationGroup の具象サブクラスであること、2) グループには、以下の 2 つの引数をとるコンストラクタがあることです。
ActivationGroupID
java.rmi.MarshalledObject 内の) 初期化データ
グループが作成されると、ActivationGroup のデフォルトの実装では、このグループの ActivationGroupDesc を作成したときに要求されたプロパティによりシステムのプロパティがオーバーライドされ、java.rmi.RMISecurityManager がデフォルトのシステムセキュリティマネージャとして設定されます。グループ内でオブジェクトが起動されるときに、特定のプロパティの設定を必要とするアプリケーションの場合、任意の ActivationDesc を作成する前 (デフォルトの ActivationDesc が作成される前) に、アプリケーションに必要なプロパティで構成される特別な Properties オブジェクトを作成します。そして、その Properties を設定して ActivationGroupDesc を作成してから、ActivationGroup.createGroup を使います。java.rmi.RMISecurityManager 以外のセキュリティマネージャが必要なアプリケーションの場合は、ActivativationGroupDescriptor プロパティリストで、java.security.manager プロパティをインストールするセキュリティマネージャの名前に設定できます。
ActivationInstantiator,
ActivationGroupDesc,
ActivationGroupID,
直列化された形式| フィールドの概要 |
|---|
| クラス java.rmi.server.RemoteObject から継承されたフィールド |
|---|
ref |
| コンストラクタの概要 | |
|---|---|
protected |
ActivationGroup(ActivationGroupID groupID)
指定された起動グループ識別子を持つ起動グループを構築します。 |
| メソッドの概要 | |
|---|---|
protected void |
activeObject(ActivationID id,
MarshalledObject mobj)
この protected メソッドは、サブクラスがグループのモニターに activeObject コールバックを行うために必要です。 |
abstract void |
activeObject(ActivationID id,
Remote obj)
グループの activeObject メソッドは、オブジェクトがエクスポートされるときに呼び出されます。 |
static ActivationGroup |
createGroup(ActivationGroupID id,
ActivationGroupDesc desc,
long incarnation)
現在の VM で使う起動グループを作成および設定します。 |
static ActivationGroupID |
currentGroupID()
現在の起動グループの識別子を返します。 |
static ActivationSystem |
getSystem()
VM が使う起動システムを返します。 |
protected void |
inactiveGroup()
この protected メソッドは、サブクラスがグループのモニターに inactiveGroup コールバックを行うために必要です。 |
boolean |
inactiveObject(ActivationID id)
グループの inactiveObject メソッドは、Activatable.inactive メソッドの呼び出しを通じて間接的に呼び出されます。 |
static void |
setSystem(ActivationSystem system)
VM が使う起動システムを設定します。 |
| クラス java.rmi.server.UnicastRemoteObject から継承されたメソッド |
|---|
clone, exportObject, exportObject, exportObject, unexportObject |
| クラス java.rmi.server.RemoteServer から継承されたメソッド |
|---|
getClientHost, getLog, setLog |
| クラス java.rmi.server.RemoteObject から継承されたメソッド |
|---|
equals, getRef, hashCode, toString, toStub |
| クラス java.lang.Object から継承されたメソッド |
|---|
finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait |
| インタフェース java.rmi.activation.ActivationInstantiator から継承されたメソッド |
|---|
newInstance |
| コンストラクタの詳細 |
|---|
protected ActivationGroup(ActivationGroupID groupID)
throws RemoteException
java.rmi.server.UnicastRemoteObject としてエクスポートされます。
groupID - グループの識別子
RemoteException - このグループをエクスポートできない場合| メソッドの詳細 |
|---|
public boolean inactiveObject(ActivationID id)
throws ActivationException,
UnknownObjectException,
RemoteException
inactiveObject メソッドは、Activatable.inactive メソッドの呼び出しを通じて間接的に呼び出されます。リモートオブジェクトの実装では、オブジェクトが終了するとき、すなわち、オブジェクトが動作中でなくなるときに、Activatable の inactive メソッドを呼び出す必要があります。オブジェクトが終了時に Activatable.inactive を呼び出さないと、グループは自身が作成したオブジェクトへの強参照を保持するので、オブジェクトは決してガベージコレクトされません。
グループの inactiveObject メソッドは、リモートオブジェクトを RMI ランタイムからアンエクスポートし、RMI 着信呼び出しの受け付けができないようにします。オブジェクトのアンエクスポートは、保留中あるいは実行中の呼び出しをオブジェクトが持っていない場合にだけ可能です。ActivationGroup のサブクラスは、このメソッドをオーバーライドしてオブジェクトをアンエクスポートする必要があります。
RMI ランタイムからオブジェクトを削除後、グループはその ActivationMonitor に、モニターの inactiveObject メソッドを通じて、リモートオブジェクトが起動中でないことを通知する必要があります。これにより、以後の起動要求のときに、アクティベータによってリモートオブジェクトが再び起動されます。
このメソッドは、グループのモニターにオブジェクトが終了していることを通知するだけです。オブジェクトのアンエクスポートに必要なその他の条件を満足するかどうかは、ActivationGroup の具象サブクラスによります。
id - オブジェクトの起動識別子
UnknownObjectException - オブジェクトが不明の場合。すでに終了している場合もある
RemoteException - 呼び出し通知モニターが失敗した場合
ActivationException - グループが停止している場合
public abstract void activeObject(ActivationID id,
Remote obj)
throws ActivationException,
UnknownObjectException,
RemoteException
activeObject メソッドは、オブジェクトがエクスポートされるときに呼び出されます。エクスポートは、Activatable オブジェクトの構築、あるいは Activatable.exportObject の明示的な呼び出しによって実行されます。オブジェクトが起動されていることをグループの ActivationMonitor に対してまだ通知していない場合、グループは、モニターの activeObject メソッドを使ってこれを通知する必要があります。
id - オブジェクトの識別子obj - 実装されたリモートオブジェクト
UnknownObjectException - オブジェクトが未登録の場合
RemoteException - 呼び出し通知モニターが失敗した場合
ActivationException - グループが停止している場合
public static ActivationGroup createGroup(ActivationGroupID id,
ActivationGroupDesc desc,
long incarnation)
throws ActivationException
createGroup メソッドを使用して設定されるのは、着信する activate 要求を実行するために、Activator が起動グループの再作成を開始したときです。グループは、最初に ActivationSystem を使って登録されたあとに、このメソッドを使って作成できるようになります。
ActivationGroupDesc で指定されたグループのクラスは、ActivationGroup の具象サブクラスであり、また、2 つの引数をとる public コンストラクタを持っている必要があります。その引数は、ActivationGroupDesc から取得される、グループの ActivationGroupID と、グループの初期化データを含む MarshalledObject です。
ActivationGroupDesc で指定されたグループのクラス名が null の場合、このメソッドは、デフォルトの起動グループの実装クラス名に含まれるグループ記述子のように動作します。
注: 独自の起動グループを作成するアプリケーションの場合は、そのグループのセキュリティマネージャを設定する必要があります。そうしないと、グループ内でオブジェクトを起動できません。デフォルトでは java.rmi.RMISecurityManager がセキュリティマネージャとして設定されます。
セキュリティマネージャがグループ VM に設定されている場合、このメソッドは最初にセキュリティマネージャの checkSetFactory メソッドを呼び出します。これにより SecurityException となります。別のセキュリティマネージャを設定する必要のあるアプリケーションの場合、グループの ActivationGroupDesc で指定されたポリシーファイルで、新しいセキュリティマネージャを設定するために必要な許可をそのグループに与える必要があります (注: これは、グループがセキュリティマネージャをダウンロードおよび設定する場合に必要)。
グループが作成されると、ActivationSystem にグループが起動したことを通知するために activeGroup メソッドが呼び出され、このメソッドはグループの ActivationMonitor を返します。アプリケーションから activeGroup を個別に呼び出す必要はありません。なぜなら、この処理はこのメソッドにより行われるからです。
グループが作成されると、以後の currentGroupID メソッドへの呼び出しは、グループが終了するまではこのグループの識別子を返します。
id - 起動グループの識別子desc - 起動グループの記述子incarnation - グループの生成番号。グループを最初に作成した時には 0
ActivationException - グループがすでに存在する場合、あるいはグループの作成中にエラーが発生した場合
SecurityException - グループを作成する許可が与えられなかった場合。注: セキュリティマネージャの checkSetFactory メソッドのデフォルトの実装は、「setFactory」の RuntimePermission を必要とするSecurityManager.checkSetFactory()public static ActivationGroupID currentGroupID()
public static void setSystem(ActivationSystem system)
throws ActivationException
ActivationSystem への参照を取得するために、getSystem メソッドが、アクティベータのレジストリで名前「java.rmi.activation.ActivationSystem」を検索します。デフォルトでは、起動システムの検索に使用されるポート番号は、ActivationSystem.SYSTEM_PORT で定義されています。このポート定義は、プロパティ java.rmi.activation.port を設定することによりオーバーライドできます。
セキュリティマネージャが存在する場合、このメソッドは最初にセキュリティマネージャの checkSetFactory メソッドを呼び出します。その結果、SecurityException が発生する場合があります。
system - ActivationSystem へのリモート参照
ActivationException - 起動システムがすでに設定されている場合
SecurityException - 起動システムを設定する許可が与えられなかった場合。注: セキュリティマネージャの checkSetFactory メソッドのデフォルトの実装は「setFactory」の RuntimePermission を必要とするSecurityManager.checkSetFactory()
public static ActivationSystem getSystem()
throws ActivationException
setSystem メソッドで設定できます。setSystem で起動システムを設定できない場合は、ActivationSystem への参照を取得するために、getSystem メソッドがアクティベータのレジストリで名前「java.rmi.activation.ActivationSystem」を検索します。デフォルトでは、起動システムの検索に使用されるポート番号は、ActivationSystem.SYSTEM_PORT で定義されています。このポート定義は、プロパティ java.rmi.activation.port を設定することによりオーバーライドできます。
ActivationException - 起動システムを取得できないか、バインドされていない場合。起動システムは停止中である
protected void activeObject(ActivationID id,
MarshalledObject mobj)
throws ActivationException,
UnknownObjectException,
RemoteException
activeObject コールバックを行うために必要です。この呼び出しは、グループの ActivationMonitor にすぐに転送されます。
id - オブジェクトの識別子mobj - リモートオブジェクトのスタブを含む、整列化されたオブジェクト
UnknownObjectException - オブジェクトが未登録の場合
RemoteException - 呼び出し通知モニターが失敗した場合
ActivationException - 起動エラーが発生した場合
protected void inactiveGroup()
throws UnknownGroupException,
RemoteException
inactiveGroup コールバックを行うために必要です。この呼び出しは、グループの ActivationMonitor にすぐに転送されます。また、VM が使う現在のグループが null に設定されます。
UnknownGroupException - グループが未登録の場合
RemoteException - 呼び出し通知モニターが失敗した場合
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JavaTM 2 Platform Standard Ed. 5.0 |
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