複数のネットワークカードを持つ場合. 
sl_proxy をインストールしたマシンが複数のネットワークインターフェイスを持つ場合,マシンは自分のIPアドレスとしてどのインターフェイスのアドレスを採用するかを決定できません.正確に言えば,自動で何れかのインターフェイスのアドレスを自分のアドレスとして採用できますが,そのIPアドレスが sl_proxy を作動させる上で適切なIPアドレスであるとは限りません.
例えば,以下のような場合,
PC <-------------> Relay Server <---------> xDSL private IP private IP global IP
Relay Server(sl_relay) が自分のIPアドレスとして global IPを選択した場合,通常は PCとそのインターフェイスとは通信はできません.
また,sl_proxy を構成する各プログラムは,セキュリティ維持のため,通信相手のIPアドレスを絶えず監視しています.途中でIPアドレスが変わってしまった場合は,通信は遮断されます.
ネットワークインターフェイスが複数ある場合,自動的に取得したIPアドレスが,実際に通信する場合のIPと同じである保障はありません.従って,途中で接続元IPアドレスが変化してしまわないように,sl_proxy の各プログラムは通信相手が繋がっている直近のインターフェイスを,-i オプションを使用して固定的に自分のIPアドレスとして認識しなくてはいけません.
sl_relay の場合 
-i オプションでViewerが繋がっているインターフェイスのアドレスを指定します.
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最終更新: 2008-12-21 (日) 03:29:18 (JST) (5892d) by iseki